翻訳こんにゃく-718x386

3分でわかるAI(人工知能)③ - AIで他言語学習は必要なくなる?

画像引用:ドラえもん12巻「ゆうれい城へ引っこし」より

お時間あきましたが、3分でわかるAIシリーズの3回目です。

多くの人々にとって、もっとも身近なAIの活用法として想像できるのは
「翻訳」ではないかと思います。
ドラえもんの翻訳こんにゃくみたいに、いろんな国の言葉がAIによってわかるようになれば、ビジネスや旅行などすごくスムーズになりますよね。

今後AIが発達していくと、他言語を学習する必要はなくなるのでしょうか?

前回 のブログに書いた通り、今後のAIは機械学習を通り超えたディープラーニングのレベルに突入していきます。このレベルまで達していくと、おそらく日常会話や決められた範囲のビジネスレベルでは、他言語を学ぶ必要はなくなってくるでしょう。

ですが、言語を利用して交渉ごとをしたいような場合は、AIではなかなか追いつきません。これは母国語を利用する場合でも同じですよね。
また、言語はただ話すためだけでなく、相手の文化や背景を知るのにとても参考になる情報の一つと言えます。
言語を学習する必要があるか否かは 「あなたがその言語を何に使いたいか」その一言につきるのではないかと思います。

ここで少しAIから話が外れますが、言語学習の根本について少し述べたいと思います。

私は今、日本語と英語の二ヶ国語を使うことができます(留学経験があるので)。プラスアルファして最近、趣味としてもう一つ言語を習いたいと思い、よく遊びにいく& エンターテイメント文化に興味があるという理由から、韓国語を勉強しています。韓国語はまだまだ、幼稚園児程度のレベルです。

忘れられがちですが、プログラミングも "言語" です。
私は職業上、HTML言語とCSS言語は使えるのと、初級レベルのJavascript言語とPHP言語がわかります。

こうやって私は、プログラミングも含めたいくつかの言語を日常的に同時並行で使っていますが、人間が言語を効率よく学習していく方法として "翻訳しない" という方法が非常に有効だと思っています。

??って感じだと思うので例を出しますね。

例えば "行く" という単語は、英語だと"Go"、韓国語だと "가 (カ)" です。
行くという言葉の意味は 「今いる地点からどこかに向かう」というニュアンスで、私たちは子供の時に、母国語としてそれを学びました。
他国語を覚えるときも同じように
"行く, Go , 가= 今いる地点からどこかに向かう "
と、それぞれの言葉の、それぞれの意味として、翻訳せずに覚えていくのです。


まだネットが一般的でない高校生の自分が英語を学習した方法は
・英英辞典を使う(英和辞典を使わない)
・英語でわからない単語は英語で英語のネイティブの人に聞く
という方法でした。
「What is this word mean ? (この単語はどういう意味?)」という言葉を当時ものすごくよく使っていましたが、これは小さい子がよくする質問と同じですね。

人間はこのように、物事を理解し派生させて覚えていく、というのは非常に得意です。
言語はどの国の言語でも派生するようにできていますので、上記のようにニュアンスを理解して記憶していくと、スルッと覚えていくことができるのです。

AI にとっては、逆にこのような記憶方法は非常に高度なディープラーニングのレベルに達していないとできません。
" 行く = Go = 가 " といったように、まるっと単語単位で記憶することの方がずっと得意です。

考え方や背景を理解するよりも、テストの点が大きな意味をなす日本の教育では、正確に記憶して正確に答えることが最も重要とされてきました。
これが、日本人の多くが他言語学習をしようとして挫折する一番の理由だと思っています。英単語帳(表が英語で裏が日本語のやつ)を持って勉強した記憶がある人は、たくさんいるのではないでしょうか?

今後はそもそも、まるっと記憶するという行為は人間にとって不必要になっていきます。情報はクラウド化され、共有していくのが一般的となりますし、不要な情報をすべて記憶する必要などないのです。
今でもすでに、わからないことはググりますよね?

低レベルのAIでもできることはAIにお任せし、文化やその背景を言語から学び、それを純粋に楽しんだり、役に立てたりする。
それこそが今後人間が他言語を学ぶ、最大の理由となっていくでしょう。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3
UX / UIデザイナー、オオカワマリのnote。 IT&テクノロジー情報やマーケティングに関する話題を更新します。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。