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オープンソースと明太子

みなさま明太子は好きでしょうか?
福岡出身の私にとって明太子はなくてはならない大切な存在です .. ( º﹃º )

さて、まったく関連のなさそうな "オープンソース" という言葉と明太子。
実は "オープンソース" という言葉を理解するために、明太子はとっても良いサンプルとなるものです。

まず "オープンソース" とは、コンピュータープログラムのソースコードを一般に公開して、商用、非商用の目的を問わずに誰でも利用、修正、頒布することを許可するという考え方。またそういった考え方に基づいて作られたプログラムそのもののことをさします。
一般的に馴染みが深いのはwordpressですね。無料で配布され、誰でも機能改善が行えます。

"オープンソース" のメリットは "みんなで作った方が早く改善できるし世の中にも広まりやすい" ということ。そして、誰か1人や1企業に依存をしないので、もしその会社やその人がやめちゃっても誰かが引き継ぐし問題ないよー、ということです。

現代のソフトウェアの開発においては大手も含めてほとんどの企業がオープンソースに参加しているため、もし誰かが一つのプログラムを独占して誰にも使わせないぞ!とかなったらすっっっっっっごく困ります。
ですので、 "オープンソース" は "オープンソース" として守っていくために "オープンソース" のためのライセンスも定義されています。

さて、大好きな明太子の話に戻ります。

明太子は元々、有名メーカー「ふくや」の創業者、川原俊夫さんという方によって開発されました。

川原さんは旧満州、現在の釜山市で生まれ育っています。
戦時中激戦区へと派遣され、多くの戦友を失った経験から、終戦後の人生は人の為に何かをしたいという思いを抱き、福岡で自営業の商店を営みはじめたそうです。
ちなみに川原さんは山笠を福岡に復活させる活動など多くの地域貢献活動に積極的に参加され、ご自身の財産も多額の寄付に回されているそうです。
川原さんは、現代でいう社会起業家の先駆けのような方だったのだと思います。

釜山にいた当時、市場に売られていた明太子の原型となる食べ物に懐かしい思い出があり、同じく釜山生まれで幼馴染であった奥様と協力して、日本人好みの味にアレンジをした明太子を開発されました。

開発までには長い年月をかけて大変苦労されたそうですが、人気が出だした明太子を、真似て販売する業者もたくさん出てきました。
周囲は川原さんに対し、明太子の権利を守るべきだと主張しましたが、川原さんは模倣した業者を責めるでもなく「明太子はお惣菜である」という理念の元、望む者には作り方を教えました。
ただし、調味料の配合と粉唐辛子の作り方だけは公開せず、そこは各自工夫をしなさい、という方式です。

これぞまさに!オープンソースの考え方。
川原さんが明太子に対してのライセンスを主張しなかったことによって、明太子は多くの業者によって作られることとなり、様々な味の明太子が生まれ、福岡とくれば明太子と言われるような一大産業となり、福岡の発展に大きく貢献することになりました。
結果的に現在でも、ふくやは明太子メーカーの中でも最上位の売り上げに位置しています。

今世界は、富が一極集中する社会から、より多くの人々に役立ち皆が幸せになれる方法を考える社会へと進んでいっています。
そういった社会で必要とされる人材は、川原さんのように多くの人の幸せ = 自分の幸せという考え方を持つ人々なのではないかと思います。


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UX / UIデザイナー、オオカワマリのnote。 IT&テクノロジー情報やマーケティングに関する話題を更新します。
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